中国への短期留学(1ヶ月)を迷っている人に伝えたい3つのこと
みなさんこんばんは
今回は、中国への短期留学を考えている方に向けた記事です。
僕は今年の春1ヶ月間の語学留学に参加しました。
その時の体験を踏まえて、短期留学に行こうか迷っている方に3つのことを伝えたいと思います。
(↓の記事を読んで頂ければ分かりますが、中国語完全初心者の留学は勧めません)
自分に誇りを持とう
真っ先に伝えたいのがこの言葉です。
この記事を開いたあなたは
“中国語を真剣に学ぼうとしている人”
もしくは
“まさに今真剣に学んでいる人”
ではないでしょうか。
第2外国語として中国語を選択した学生の多くは、あなたのように真面目に勉強なんてしません。
単に楽そうだからという理由で中国語を選択した人が殆どであり、留学なんて考えたことは1ミリもないでしょう。
しかし、これを読んでいるあなたは違います。
学び始めた動機はどうであれ、あの鬼難しい発音をクリアして留学までしてみようと考えているのだから相当頑張って中国語を勉強しているはずです。
留学という場で自分を追い込み中国語レベルを向上させたい、と切に願っているのではないでしょうか。
本当に素晴らしいことです。
是非自分を褒めてあげてください。
そんな頑張るあなたを中国語を共に学ぶ同士として僕は心から応援しています。
過度な期待はしない
所詮は短期留学です。
1ヶ月で見違えるほど話せるようになるなんてことは、当たり前ですがありえません。
それどころか、自分の中国語レベルに自信を喪失してしまう可能性の方が高いと思います。
中国語のみで進んでいく授業は殆どの日本人にとって生まれて初めてです。
初めは分からなくて当然です。
それなのに多くの人が自分が焦り、この先の不安を感じてしまいます。
でも安心してください。
授業の予習復習をきちんとすれば、必ず徐々に慣れてきます。
見違えるほど話せるようにはならなくても、真面目に努力すれば中国語のレベルは上がります。
僕自身、留学当初は先生が何を言っているのか全く分からなかったです。
宿題さえ聞き取れず、周りの人に聞いていました。
大丈夫かな、やっていけるかな、と不安で仕方ありませんでした。
でも、徹底した復習をすることで徐々に授業がわかるようになってくるんです。
決して焦らないでください。
やるべきことをきちんとやれば自ずと結果はついてきます。
最大の意義を理解しよう
“短期留学はあまり効果がない!”
“金の無駄だ!”
などとはよく言われます。
確かに大きく語学力を伸ばすことは出来ません。
しかしだからといって行く価値がないわけではありません。
なぜならば長期留学ではなく短期留学だからこそ得られる価値があるからです。
それは、
“今後の中国語への向き合い方を決定づける”
ことです。
短期といえども1ヶ月間ひたすら中国語漬けという生活は、真剣に中国語をマスターしたいという気持ちがなければやっていけません。
また旅行と違って実際に現地で暮らすとなれば、中国の様々な側面が見えてくると思います。
表面的には見えない悪い部分もたくさん出てきます。
すなわち1ヶ月間中国に滞在することで、自分自身の中国語及び中国への適性を計ることが出来るのです。
留学を通して
“やっぱり自分に中国は合わない”
“中国語は向いていない”
と感じたならば、潔く中国語を諦めたっていいんです。
むしろ中途半端な気持ちで勉強し続けるぐらいなら、資格の勉強をするなりアルバイトするなり他のことに時間を使うべきです。
もちろん恥じる必要はありません。
1ヶ月間中国で必死に頑張った、という経験は間違いなく今後の人生の糧になりますから。
しかし逆に
“中国をもっと知りたくなった”
“中国語を更に上達させたい”
と感じる方もいるでしょう。
そういう方は、帰国後もっともっと勉強して中国語マスターの道を目指してください。
1ヶ月という期間で自分に足りない能力が分かり、今後目指すべき方向性が見えてきます。
すなわち、1ヶ月という長さは中国語初・中級者にとって実に丁度良いのです。
たとえ途中で辛くなってもなんとか最後まで乗り切れます。
逆に思いの外過ごせた人は、たった1ヶ月で今後の学習へのモチベーションを大きく高めることができます。
これがもし半年や一年の留学であればどうでしょうか。
最初の1ヶ月で嫌になっても逃げ出すことなんて出来ません。
残りの5ヶ月や11ヶ月を自分に向かない環境で過ごすなんて地獄ではないでしょうか。
最後に
1ヶ月はやはり短いです。
渡航前に目標や計画を必ず立て、留学期間を有効に使いましょう。
そして1ヶ月の留学を経て更に中国語への意欲が上がった人は、もっと勉強して次は是非長期留学を考えてください。