センター日本史で8割とる方法【ゼロから2ヶ月で100点とった京大生】
センター試験まで残り1ヶ月を切りましたが、受験生の皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は社会科目に苦戦する受験生のために、残り1ヶ月でセンター日本史で8割を取る方法を記事にしました。
日本史が伸び悩んでいる受験生は勿論のこと、地理や倫政に手こずり放棄寸前の方も対象です。
地理はどれだけ勉強しても8割すら難しいです。
しかし日本史は、1ヶ月という短期間でも正しく勉強さえすれば8割程度なら確実に取れます。
現に私は1日2時間の日本史対策を11月中旬から開始し、12月中旬には模試で安定して9割を取れるようになり、本番では見事100点を取ることができました。(親の猛反対を押し切り地理から変更した甲斐がありました)
日本史に多くの予備知識を持っていたわけでもなく、特段賢くもない私がなぜそんなことを出来たのか。
それは私が、正しい方法で最高にコスパの良い学習をしたからです。
以降私が実際に行った勉強手順を紹介します。
参考書は下記で紹介する2冊(上下2巻は1冊としてカウント)と過去問だけで十分です。
センター社会で8割を取りたい方は是非ご一読ください。
学習手順
1.日本史との距離を縮める
何事も得意になるためには、好きになってしまうのが1番の近道です。
皆さんも自分が好きな科目と得意科目は一致しているのではないでしょうか。
その調子でまずは日本史も好きになってしまいましょう。
では日本史を好きになるためには具体的に何をすれば良いか?
答えは、分かりやすく面白い本を読むことです。
最初から事実が単調に羅列している参考書や単語帳を無理やり頭に詰め込もうとしても、挫折するに決まってます。
まずは勉強という意識は持たずに、スッと頭に入ってくる分かりやすい本を読んで日本史と仲良くなりましょう。
そこで僕がお勧めしたいのが、↓の本(上下二巻)です。
重要事項を分かりやすく説明しているだけでなく、歴史の面白い裏話なども随所に紹介されており、楽しみながら全体的な大まかな時代の流れをつかむ事が出来ます。
点数に直結する本ではありませんが、日本史の面白さに触れつつ全体像を把握できる貴重な一冊です。
もちろんこの段階では無理して人の名前や出来事を覚えなくて構いません。
大切なのは、日本史が楽しいものだと思えるようになることだからです。
2.センター過去問に一度トライしよう
↑の「超速日本史の流れ」を読んだら、次は一度過去問に取り組んでみてください。
日本史は20分程度で終わるので気軽にできると思います。
しかしやったら分かるのですが、この時点では正直全然解けません。
多分3割も取らないでしょう。
でも心配はご無用です。
まともに勉強してないのだからそれは当然であり、実際僕だって全然出来ませんでした。
じゃあどうして過去問を解くのか。
それは、センター日本史がなんたるかを全体的に理解するためです。
敵を攻略するには、まず敵の全貌を知る必要があります。
センター日本史を一通り解くことで、遠くに薄っすらとですがゴールを把握することができるのです
個人的には解説が詳しい黒本をオススメします。
3.過去問をきちんと復習しよう
もちろん全然解けないのは問題ないですが、復習はきっちりと行ってください。
その際、過去問の解説を読むだけでは不十分です。
過去問の解説は僅かですし、問題は1つ1つ独立しているために前後の繋がりなどが分かりにくいためです。
そこで過去問を解き直す際に是非手元に置いといてほしい参考書(上下二巻)があります。
それが↓です。
東進ハイスクールの人気講師である金谷俊一郎先生によって著された本です。
この本の良い点は、余計なことは一切書かずにセンター試験で必要なことのみが簡潔にまとめられている点です。
過去問を復習する際には、過去問の解説文の他に問題に該当する部分をこの本でも探して読んでみてください。
驚くことにほぼ全ての問題が網羅されており、この一冊を完璧にすればセンター試験で高得点が取れることをはっきりと実感することができます。
また物事の前後の繋がりや関連するワードなどにも目を通すことで、自分自身の理解を深めてください。
4.「センターはこれだけ!金谷俊一郎の日本史B」を一通り学習しよう
さて過去問の復習をしっかりと終えたら、もうゴールが大分くっきりと見えてくると思います。
その後は、「センターはこれだけ!金谷俊一郎の日本史B」を一通り読んでみてください。
近代以前と近代以降で上下に分かれていますが、どちらから始めても構いません。
自分が興味ある方から取り掛かりましょう。
すでに「超速日本史の流れ」で日本史を大まかに理解できているためにすっきりと頭に入ってくると思います。
ここでは出来事の前後の繋がりを意識しながら読み進めるといいです。
もちろんセンター日本史は全てマーク式なので、漢字を練習する必要はありませんし、語句を一字一句正確に覚える必要もありません。
5.学習範囲を絞ろう
そして一通り読み終えた後にすべきことが、学習範囲を絞ることです。
全体を通して学習することで、あなたにとって得意な時代や苦手な時代が分かってくると思います。
例えばもしあなたが鎌倉時代が得意であれば、「センターはこれだけ!金谷俊一郎の日本史B」の鎌倉時代の箇所を重点的に学習して下さい。
この際にはしっかりと事件の内容や繋がりなども覚える必要があります。
繰り返しますが、人物や事件の名称は正確に覚えなくても構いません。
大事なことは、中身の理解を深めることです。
そしてある程度この本の内容を理解できたら、今後は鎌倉時代に関する部分のみを過去問で解いて下さい。
想像以上に問題を解けることを実感でき、自信がつきます。
場合によっては数年分の特定箇所の問題を解いてみてもいいです。
また復習は非常に大事です。
正解した問題であっても、過去問の解説およびこの本の該当箇所をしっかりと読んで理解を深めてください。
6.ひたすら演習と復習を繰り返し、知識を定着させよう
あとはひたすらインプットとアウトプットの繰り返しです。
学習範囲を徐々に広めていきましょう。
演習→復習→演習→復習のサイクルを繰り返していくことで、点数はどんどん上がっていきます。
問題演習も過去問だけでなく、予備校の模試なども活用して下さい。
また復習の際にオススメしたいのが、「センターはこれだけ!金谷俊一郎の日本史B」を自分だけのオリジナルな本にしてしまうことです。
問題演習を通して新たに得た知識や気づいた視点などを積極的に本に書き込んでいきましょう。
足りない知識を補うことができる上に、手を使って書き込むことで記憶の定着にも繋がります。
ただし注意点としては、書き込む内容を本当に重要な知識のみに限定することです。
模試によっては本番では明らかに出題されないような重箱を突く問題が出ます。
そんなものを覚えるのは明らかに無駄です。
書き込む際には、模試などで何度も出題されている知識や自分なりの解釈などに絞って下さい。
まとめ
以上の勉強法を真面目に実践すれば、本番では確実に8割以上を獲得することができます。
センター日本史は努力した分だけ点数に反映される科目です。
今日から始めればまだ間に合います!
是非残り1ヶ月頑張ってみて下さい!